佐賀県議会開会初日、新型コロナウイルス対策や国策課題などについて考えを述べた山口祥義知事=県議会棟

 2月定例佐賀県議会は17日開会し、県は過去最大規模となる5710億5800万円の2022年度一般会計当初予算案など63議案を提出した。山口祥義知事は、新型コロナウイルスと豪雨災害への対策を最優先課題と位置付け「県民の命を守るという強い思いで対策に取り組んでいく」と所信を述べた。

 新型コロナ対策は1009億円。豪雨災害対策は87億8800万円で、昨年8月の記録的大雨を踏まえた内水氾濫対策プロジェクトに36億1900万円を充てた。「人づくり」をテーマにスポーツや教育、産業などの分野で人材育成の事業を盛り込んでいる。

 山口知事は秋の九州新幹線長崎ルート武雄温泉-長崎の開業に関し「新幹線が停車する武雄や嬉野だけでなく、県全域に開業効果を波及させられるように取り組んでいきたい」と強調した。

 佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画で、自衛隊との空港共用を否定した協定の見直しを巡る県有明海漁協や防衛省との3者協議が1月に始まったことに関しては「漁協から示された条件が解決されるように協議を通じて調整し、必要に応じて防衛省に働き掛けていく」と述べた。

 県は「まん延防止等重点措置」の延長に伴う飲食店への協力金として、22億3700万円を追加する21年度一般会計補正予算案を追加で発表した。18日に繰り上げ採決される。

 会期は3月18日までの30日間で、2月25日に代表質問、3月1~3日に一般質問がある。(円田浩二)