第94回選抜高校野球大会(3月18日から13日間・甲子園)の出場32校を決める選考委員会は28日にオンラインを併用して開催される。昨秋の九州大会で選抜条件の参考成績となるベスト4入りを果たした有田工に選出の期待が高まる。
有田工は佐賀県第2代表として120季ぶり2度目の九州大会に出場。主戦塚本侑弥を軸とした堅守で流れをつくり、1回戦で秀岳館(熊本県第1代表)を3―0、準々決勝で海星(長崎県第1代表)を2―0で破った。選出されれば2013年夏以来の甲子園出場となり、春は初めてとなる。
一般選考は29校を選出。各地区の出場校数は北海道1、東北2、関東4、東京1。北信越と東海はともに2。近畿は神宮大会枠を含め7、中国と四国は各2、九州4。関東・東京の総枠は6、中国・四国の総枠は5で、最後の1校はそれぞれ両地区を比較して選ぶ。
戦力以外の特色を加味する21世紀枠では3校が出場。全国9地区の候補校を東日本(北海道、東北、関東・東京、北信越、東海)と西日本(近畿、中国、四国、九州)に分けて1校ずつ選び、残りの7校から3校目を決める。選ばれなかった6校は一般選考に回る。
28日は午前9時から21世紀枠候補校の推薦理由説明会を行い、10時半からの21世紀枠特別選考委員会と地区別小委員会で出場32校を決定。午後3時から21世紀枠、続いて一般選考の出場校が発表される。