注文された料理を利用者宅まで届ける多久市商工会青年部の部員たち=22日、多久市東多久町

 新型コロナウイルスの感染急拡大で厳しい経営環境にある多久市の飲食店を応援しようと、市商工会青年部(江里口翼部長)は登録店の料理を配達するサービスに取り組んでいる。個人経営で配達まで手が回らない店の代わりに、青年部員が市内の利用者宅などに届けている。

 2日間の試験的な取り組みで、サービスの名称は「TARCOO EATS(タークーイーツ)」。手始めに市内の飲食店と鮮魚店4店舗の料理を配達している。

 メニューは刺し身や揚げ物の盛り合わせや、カレー、ギョーザなどのセットで、価格は2000円~3500円。スマートフォンなどから専用サイトで注文できる。各店3食限定で、配達時間は午後5~同7時。ランチでの利用はできない。

 第1弾は22日に行われ、造園業者や酒蔵、福祉施設の経営者ら約10人がそれぞれ自家用車などで配達した。次回は2月5日に予定し、当日の午前10時から注文できる。配達の手数料は、各店舗が青年部に払う。

 青年部では今後も配達を続けられるように、顧客のニーズや運営の課題を把握して取り組みに生かしていくという。工務店の社長で副部長の笹川俊一さん(38)は「厳しい状況を打開する方法はないかと、数カ月前から話し合ってきた。無理せず、前向きに取り組むことで地元の店や料理を知ってもらい、青年部の存在意義も高められたら」と話す。(谷口大輔)

 予約サイトはこちらから(受け付けは2月5日10時から)