南太平洋のタヒチ島沖で見つかったサンゴ礁を調べるダイバー(@alexis.rosenfeld/ユネスコ提供・共同)

 南太平洋のタヒチ島沖で見つかったバラの形をしたサンゴ(@alexis.rosenfeld/ユネスコ提供・共同)

 【パリ共同】国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部パリ)は20日、南太平洋のフランス領タヒチ島沖で、これまで知られていなかった世界最大級のサンゴ礁が見つかったと発表した。バラの形をしたサンゴの状態は極めて良好で非常に価値のある発見だとしている。

 サンゴ礁は幅30~65メートル、長さ約3キロに広がり、バラの形の巨大なサンゴは直径が最大2メートルに及ぶ。フランス人写真家アレクシス・ローゼンフェルトさん率いるチームが、ユネスコの支援を受けた潜水調査で発見した。

 世界で知られるサンゴ礁の大半は水深25メートル以内だが、今回は30~65メートル。技術の進歩で水深30メートル以上でもより長い時間の潜水調査が可能になった。まだ地球には知られていない大規模なサンゴ礁が多数ある可能性がある。専門家は、深い所に生息するサンゴには地球温暖化の悪影響が少ないかもしれないとしている。

 ローゼンフェルトさんは「見渡す限りに広がる美しいサンゴを目にするのは神秘的で、芸術作品のようだった」とコメント。周辺で今後数カ月、調査を継続する。