冬枯れの季節に庭や花壇を彩るパンジーは、ヨーロッパ原産で江戸時代にオランダから日本に渡来しました。

 日本でサンシキスミレと呼ばれるビオラトリコロールを改良し園芸品種として誕生した植物です。冬から春にかけて5~8センチほどの花を咲かせ、色は黄色や青色などさまざま。形も八重咲きのものやフリルのようなものなど多くの品種があります。以前は花の形が人の顔に似ていることから人面草、チョウが舞う姿に似ていることから遊蝶花とも呼ばれていました。

 薬用部分は全草で浄血や利尿、去痰に用いられます。また、ヨーロッパでは古くから皮膚病に効く民間薬として使用されてきました。

 近年では食べられる花「エディブルフラワー」としてよく使われ、見た目が華やかなため料理やスイーツに人気です。(中冨記念くすり博物館)