任期満了に伴う嬉野市長選・市議選は23日に投開票される。市長選は、新人で音楽事務所代表の岸川美好氏(73)=嬉野町下宿=、現職の村上大祐氏(39)=塩田町馬場下=、新人で商業コンサルタント会社社長の藤山勝済氏(71)=嬉野町下野=の3候補が、災害対策や新市庁舎整備構想などを巡って舌戦を展開している。

 岸川候補は「予算を徹底的に見直し、無駄な事業への支出をやめる」と行財政改革を主張している。行政機能を嬉野町での1庁舎に集約する構想は財政面や2町合併の経緯から反対とし、現市政を批判している。

 村上候補は若さを強調し「30年後も生きる責任世代として、未来を見据えて前進する」と、市政の継続を訴えている。災害対策や教育環境の充実策とともに、地域ごとの課題解決に向けた政策を提示している。

 藤山候補は「合併の約束を守ります」と書いた選挙カーで回り「塩田庁舎はそのまま使い、老朽化した嬉野庁舎は職員の安全を考え改善する」と言及している。給食費無償化など子育て環境の整備も強調する。

 選挙戦最終日の22日は3陣営とも市内一円を回る。村上候補は午後に塩田町の中心部などで、藤山候補は夕方に嬉野温泉街で、歩いて支持を訴える。

 市議選は現職12人と新人5人の計17人が16議席を争う少数激戦になっている。

 23日の投票は12カ所で行われ、時間は午前7時から午後7時まで(大野原地区は午後6時まで)。午後8時から市中央体育館U-Spoで開票する。選挙人名簿登録者数は15日現在で2万1363人(男性9899人、女性1万1464人)。(古賀真理子)