玄海原発3号機(手前)と4号機

 九州電力は19日、玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)の定期検査に21日から入ると発表した。今回は期間中に実施する工事が多く、約半年間検査が行われる。6月25日に発電を再開し、7月21日から営業運転に復帰する予定。

 定検は18年3月の再稼働以来3回目。八つの分野で109項目の検査を実施する。核燃料については、燃料集合体193体の約3分の1を新燃料に取り替える。このうち、プルサーマル発電で使い終わったプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料16体が含まれる可能性がある。

 期間中には、非常時に原子炉の監視や制御に必要な電力を供給する直流電源設備の3系統目の設置工事を実施。福島第1原発事故後の新規制基準で設置が求められており、3号機は8月24日が設置期限だったが、間に合う見通しとなった。昨年11月に発生した3号機の原子炉容器内を循環する1次冷却水の放射性ヨウ素濃度の上昇に関する詳しい調査も行われる。(中村健人)