「同じ物や空間でも、目でアプローチするのと、目以外の手段でアプローチするのでは全く異なる相貌が表れてきます。けれども私たちの多くは目に頼るあまり、そうした『世界の別の顔』を見逃しています」。美学者の伊藤亜紗さんは、視覚障害者との出会いによって知った「別の顔」の姿を著書で記している。