佐賀県は2020年度の国民健康保険(国保)税の市町別収納率をまとめた。自治体ごとに設定する目標値を19市町が達成し、県全体の収納率は前年度比0・47ポイント増の96・38%だった。市町別収納率の最大格差は5・1ポイントとなっている。

 県内の国保加入世帯は20年度末時点で10万8983世帯、被保険者数は17万9727人。

 収納率は藤津郡太良町の98・45%が最も高く、神埼郡吉野ヶ里町が97・74%、杵島郡大町町が97・59%で続いた。最も低かったのは鳥栖市の93・35%で、次いで三養基郡みやき町の94・93%、多久市の95・0%だった。前年度を下回ったのは鳥栖、みやき、太良の3市町。

 県内市町の収納率は、09年度に91・73%まで低下していた。市町はコンビニで納税できるようにしたり、差し押さえ物件のインターネット公売などに取り組んだりし、10年度からは上昇傾向となっている。収納率の目標を達成した市町は19年度より3自治体増え、未達成は鳥栖市だけだった。

 県国民健康保険課は「全体としてはコロナ下でも収納率が上がっており、市町が収納対策を着実に実施してきた結果と受け止めている。今後もこの収納率を維持してもらいたい」と話している。(円田浩二)