佐賀市上空を画面上から切り裂くように飛行する国際宇宙ステーションの光跡。右下は鍋島直正像=18日午後6時30分、佐賀市城内(10秒露光を10枚合成)

 宇宙飛行士たちを乗せた国際宇宙ステーション(ISS)が18日夜、佐賀県内の上空で肉眼で観測できた。この日は、日本列島を南西から縦断、気候や飛行経路にも恵まれ、夜空を切り裂くように佐賀市城内で約5分間の天空ショーを見せた。

 日本の実験棟「きぼう」もあるISSは、サッカー場ほどの巨大な施設。地上から約400キロ上空を時速2万8千キロで飛行している。昨年12月には衣料品通販大手ZOZO(ゾゾ)創業者の前沢友作さんが日本の民間人で始めて滞在したことでも話題となった。月や金星と同じく、太陽の光を反射して輝いているため、地上が暗い、日の出前や日没後に条件がそろえば見ることができる。

 佐賀市星空学習館の副島勉館長(71)は「(18日は)めったにない好条件だった。あそこに人間が乗っていると思うとロマンがある」と興奮気味に話した。次回、佐賀ではっきり見ることができるのは2月4日午後7時半ごろ。(写真と文・鶴澤弘樹)