佐賀市出身で翻訳家の吉田育未さん(34)=東京都=が手掛けた人気作家エマ・ドナヒューの翻訳本『星のせいにして』が出版された。スペイン風邪が大流行する1918年のアイルランド・ダブリンの小さな産婦人科の病室が舞台。コロナ禍をほうふつさせるような崩壊しかけた医療体制でのお産が生々しく描かれる。