第40回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会は16日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)を発着点とする9区間42・195キロで争う。佐賀県チームは平均年齢17・9歳という若い力で20位台を目指す。3000メートルで9分30秒台をマークする4人の高校生に期待がかかる。

 1区(6キロ)は笠原奈月(福岡大)を初起用。白石高時代に都大路を経験し、昨年末の全日本大学女子選抜駅伝では最長区間の5区(10・5キロ)を任された。持ち前の安定感を生かし、上位集団に食い込みたい。2区(4キロ)は、昨夏の全国高校総体3000メートルなど3種目に出場した小松夕夏(唐津東高)が担う。コース取りや調整力に優れ、流れを呼び込む力がある。

 中学生区間の3区(3キロ)は園田心胡(東原庠舎中央校)。闘争心があり、パワフルな走りが持ち味だ。4区(4キロ)の橋本奏(白石高)は勝負強さが光る。中学時代から全国の舞台を踏み、先月の全国高校駅伝では6人抜きを演じた。

 アップダウンがある5区(4・1075キロ)は、2年連続で都大路1区を走った平島ゆゆ(白石高)が挑む。正念場となる後半1・5キロの粘りが鍵となりそう。6区(4・0875キロ)と下りの7区(4キロ)は、佐賀清和高コンビがつなぐ。同校の大黒柱・古澤日菜向は都大路を逃した悔しさを闘志に変える。昨秋から急成長を遂げた保楊枝乃綾は、冷静な判断でレースを組み立てる。

 もう一つの中学生区間となる8区(3キロ)は、県選考会で中学1位のタイムをマークした前田華歩(啓成中)が粘りで勝負する。最終9区(10キロ)は、これまで1区に配置された平井見季(佐賀陸協)が初エントリー。経験豊富なベテランに追い上げを託す。
目標タイムは2時間22分に設定。樋渡朋子監督(佐賀清和高教)は「前半に流れを作り、後半は攻めの走りで前との差を1秒でも縮めてほしい」と話す。(西浦福紗)

▽監督
樋渡 朋子(佐賀清和高教)

▽コーチ
水田 鳴身(白石高教)
吉岡 海玲(佐賀銀行)

▽選手

  • ◎平井 見季(佐賀陸協、白石高出身) 15分43秒42
  • 松浦 亜依(キヤノンアスリートクラブ九州、白石高出身)9分26秒40
  • 笠原 奈月(福岡大2年、白石高出身) 16分13秒15
  • 山下 花音(拓大2年、佐賀清和高出身) 16分19秒94
  • 小松 夕夏(唐津東高3年) 9分33秒11
  • 平島 ゆゆ(白石高3年) 9分33秒93
  • 古澤日菜向(佐賀清和高3年) 9分43秒68
  • 橋本 奏(白石高2年) 9分38秒72
  • 保楊枝乃綾(佐賀清和高2年) 9分39秒16
  • 白仁田萌花(白石高1年) 9分53秒
  • 園田 心胡(東原庠舎中央校3年) 10分3秒
  • 髙木 咲良(武雄中3年) 10分18秒
  • 前田 華歩(啓成中3年) 10分9秒

※左から氏名、所属、ベストタイム(平井、笠原、山下は5000メートル、ほかは3000メートル ※白仁田と中学生はロード記録)。◎は主将。

兵庫、京都、福岡が中心展望

 第40回全国都道府県対抗女子駅伝は16日、京都市のたけびしスタジアム京都発着の9区間42.195キロのコースで行われる。兵庫、京都、福岡が優勝争いの中心になりそうだ。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になり、2年ぶりの開催となる。

 兵庫は東京五輪1500メートルで8位入賞の田中希実(豊田自動織機TC)を擁し、大西ひかり、太田琴菜(ともに日本郵政グループ)らも力がある。中学、高校の選手も安定している。

 2020年に優勝した京都は東京五輪1万メートル代表の安藤友香(ワコール)を軸に、全国高校駅伝4位の立命館宇治高勢など各世代の戦力が充実。福岡は木村友香(資生堂)や酒井美玖(デンソー)など実力者がそろう。
群馬は1万メートルで日本歴代2位の30分45秒21をマークした不破聖衣来(拓大)がけん引。20年2位の宮城は、高校駅伝で優勝した仙台育英高勢の出来がポイントとなる。

 東京五輪マラソン8位の一山麻緒(ワコール)が引っ張る鹿児島、同五輪1万メートルで7位に入った広中璃梨佳(日本郵政グループ)のいる長崎も上位をうかがう。

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