社会に出て働くときの基礎知識を学ぶ敬徳高3年生=伊万里市の同校

 伊万里市の敬徳高で12日、労働に関する制度に詳しい社会保険労務士による出前授業があった。卒業を控えた3年生143人が、休暇の取り方や保険の仕組みなど、働く際に知っておきたい基礎知識を学んだ。

 新卒者の離職率が高いことが社会問題になる中、仕事での悩みやストレスに対処する力を養ってもらおうと、佐賀県社会保険労務士会が企画した。全国的な取り組みで、県内では同校での実施が初めてになる。

 唐津市の塚本祥太郎さん(38)が講師を務め、給与明細の見方や、「会社を休みたいとき」「職場でトラブルがあったとき」に適用される制度などを説明した。「働いていると理不尽と思うことがたくさんある。迷ったり悩んだりしたら周りの人に相談してほしい。相談する相手がいない場合は、社労士会や行政の相談窓口を利用して」と呼び掛けた。

 自動車整備科の山本祐也さん=伊万里市山代町=は「知らないことがたくさんあって勉強になった。4月から会社に入るので、学んだことを生かしたい」と感想を述べた。(青木宏文)

このエントリーをはてなブックマークに追加