佐賀県の園芸分野の産出額は2020年、597億円となり、前年から13億円増えたことが農水省の発表した農業産出額から明らかになった。県は28年までに園芸分野の産出額を888億円まで伸ばす「さが園芸生産888億円推進運動」に取り組んでおり、コロナ禍の中で、まずまずの結果となった。

 2020年の園芸分野の産出額の内訳は、露地ミカンが96億円▽イチゴ91億円▽タマネギ76億円▽ハウスミカン46億円▽キュウリ43億円▽花き33億円▽アスパラガス25億円-など。

 前年と比べて増加したのは、生産者が増えているキュウリ11億円、露地ミカン8億円など。一方で、コロナの影響を受けたタマネギが3億円減、水害のあったアスパラガスが3億円減などとなっている。

 佐賀県は、生産者が高齢化などで減少する中、今後の農業振興には“伸びしろ”の大きい園芸分野の拡大が不可欠として「888運動」を推進。2017年に629億円だった園芸分野の産出額を10年間で888億円にすることを目標に掲げた。

 産出額の推移をみると、2018年は585億円、翌2019年は584億円と、台風や豪雨などの災害もあって、両年とも前年より額を減らした。今回は初めて、産出額が前年を上回った。県園芸課は「コロナ禍でありながら増加したのは、農業者をはじめ、すべての関係者の努力のたまもの」と感謝し、「引き続き運動を推進していきたい」とコメントした。

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