佐賀県政の課題について意見交換する山口祥義知事(右)と市長ら=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 佐賀県市長会(会長・江里口秀次小城市長)と県幹部による新年恒例の行政懇談会が13日、佐賀市内で開かれた。秋に開業する九州新幹線長崎ルート武雄温泉-長崎(西九州新幹線)を巡り、山口祥義知事は「トンネル6割で25分間の新幹線に乗りたいというより、このエリアに注目が集まると思う。嬉野、武雄の温泉地を中心に全県的に回ってもらえるようにして、チャンスを生かしたい」と述べた。

 市長会からは2019、21年と相次いだ内水氾濫対策について県と市町の連携を求める声が上がった。山口知事は22年度予算でハード事業を盛り込む考えを示した上で「設備を運用するのは人なので、やはりみんなで訓練をやらなければならない。そこを怠るといざという時に機能しない」とし、流域で訓練に取り組む認識を示した。

 また、国が12歳未満の子どもへのワクチン接種を早期に始めると表明したことを受け、市長会からは県に子ども対象の接種会場を設置してほしいとの意見が出た。山口知事は「接種の進め方やケアすべきことについて国に示すよう訴えていく。市町任せにせず、県としても受け止めるが、まだ国内に子どもの接種に関する知見がなく、拙速で失敗することがあってはならない」と答えた。(栗林賢)

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