佐賀県は13日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を唐津市の七つの離島で優先して実施すると発表した。防災ヘリも使って22、29、30日の3日間で短期集中的に進め、医療体制が脆(ぜい)弱(じゃく)な離島でのリスクの低減を図る。

 離島に関しては1、2回目の接種でも、県が緊急支援プロジェクトを立ち上げて対応した。昨年5月、馬渡島で感染者が確認された後、唐津市と連携し、6月にかけて七つの離島の16歳以上の希望者に優先接種した。

 新変異株「オミクロン株」への置き換わりに伴い、唐津市内では感染者数が急増している。高齢者の追加接種に必要な7カ月の接種間隔が経過し、離島などでは、高齢者が接種する際に別の世代も一緒に接種することを認めるとする厚生労働省の方針があることから、実施に踏み切る。

 3回目の接種は18歳以上に限定されるため、対象は7島で2回の接種を終えた計1016人になる。日程は22日=向島、松島、加唐島▽29日=神集島、馬渡島▽30日=高島、小川島―を予定している。県新型コロナウイルスワクチン接種調整チームは「島民の不安の解消につながれば」と話す。(大橋諒)

このエントリーをはてなブックマークに追加