感染状況の分類

県内の新型コロナ感染者状況(1月13日現在)

 佐賀県は13日、144人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの感染者数としては県内で過去2番目に多く、3桁台は2021年8月26日以来140日ぶり。山口祥義知事は対策本部会議で「医療提供体制への負荷が蓄積しつつある段階」と述べ、警戒を強化すべき「レベル2」に感染状況を引き上げた。重症者はゼロで、医療体制を維持するため、感染者の大半を占める軽症・無症状者を対象に14日から自宅療養措置を開始する。

 県によると、感染者144人のうち、既に陽性と判明した人と関連がない新規は48人。市町別では多い順に唐津市46人、佐賀市40人などで、年代別では20代が62人で最も多い。

 県は年末年始の帰省や新年会に関連した感染の広がりに加え、8~10日の3連休中に実施された成人式に伴う同窓会で感染したケースを急増の要因とみている。1~12日に感染を公表した408人中、30代以下は67%を占め、成人式の参加対象とみられる19歳と20歳は18・6%だった。

 一方、408人の中で軽症・無症状者は97%を占め、中等症は3%にとどまる。この点も踏まえ、県は14日から軽症・無症状者の自宅療養措置を始める。基礎疾患がない人などが対象で、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で健康観察を受けることができる。重症化リスクがある人は療養ホテルに入所してもらう。

 13日の対策本部会議で甲斐直美健康福祉部長は、新変異株オミクロン株の特徴を「感染のスピードは速いが、症状が重くなる人は少ない」と説明しつつ、高齢者ら重症化のリスクがある人への感染を防ぐ必要性を強調した。山口知事は「現在は適切な医療体制を構築できているが、今後は予断を許さない警戒を強化すべき時期」と捉え、感染予防策の徹底を呼び掛けた。

 県は既に公表した陽性者のうち11人がオミクロン株に感染していたと発表した。県内での確認は初めてで、疑い例を解析して確定させた。これまで感染例がなかった秋田県でも報告され、全都道府県でオミクロン株への感染が確認された。

 県内での1日当たり最多の感染確認は21年8月18日の182人。(円田浩二)

【関連記事】
このエントリーをはてなブックマークに追加