伊万里市議や区長らが参加した議員定数に関する意見交換会=市役所

 地域の人口減少が進む中、伊万里市議会は、現在の議員定数21が適正かどうかを見極める議論を進めている。坂本繁憲議長が2021年5月の議長選で定数削減を訴えたことを受けた動きで、13日には、東京にいる有識者とオンラインでつないだ意見交換会を市役所で開いた。

 市議会は21年6月、議員定数適正化調査特別委員会(6人)を設置した。将来の人口や財政の見通しを踏まえて適正な議員の数を探り、市民の意見も参考にして結論を示す。同年8月には市区長会連合会から議長宛てに、定数削減に賛同し、実現を求める要望書が提出された。

 意見交換会には各町の区長会長や業界団体の代表も参加し、地方議会総合研究所(東京都)の廣瀬和彦代表による講演を聴いた。廣瀬氏は「人口が減っても地域の問題や課題が減るとは限らない」「財政が厳しいという理由で定数削減を求める声があるが、議員を減らすことが財政の好転につながると統計的には立証されていない」などとして、現状での定数削減には慎重な意見を示した。

 特別委員会の松尾雅宏委員長は「廣瀬氏の意見は意見として、将来の人口がさらに減少していくことも見据え、3月末までに結論を出したい」と話した。市議会は19年の改選で定数を24から21に削減している。(青木宏文)

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