大学入学共通テストが15日から佐賀市の佐賀大の2会場で始まる。前年同様に新型コロナウイルス対策に力を入れ、無症状の濃厚接触者は条件付きで別室での受験ができるようにして、療養中や体調不良などで欠席した受験生向けには1月29、30日に追試験がある。

 共通テストは15、16日で、志願者数は本庄キャンパスが2917人、鍋島キャンパスは582人。受験生にマスクの常時着用や入退室時の手指消毒を求め、1科目終了ごとに10分以上換気する。昼食は試験室の自席で取るよう要請する。

 発熱やせきなどの症状がある場合は、チェックリストに該当すれば追試験を案内する。本庄キャンパスには午前8時から同10時まで健康相談受付を設ける。

 無症状の濃厚接触者は公共交通機関を使わないことなどを条件に別室での受験を認める。希望者は14日午前10時までに佐賀大入試課への連絡が必要になる。その後に濃厚接触者になった場合、同課は「原則として追試験を案内するが、臨機応変に対応する」と話す。

 テストは運営スタッフや監督者ら約390人態勢で対応する。入試課は「感染対策で例年とは異なる対応が増えているが、前年度の経験を踏まえ、抜かりがないようにしたい」とする。

 キャンパス周辺は当日、受験生の送迎で交通混雑が予想され、本庄キャンパスは正門がある北側で渋滞が見込まれる。東側の通称「佐大通り」は送迎の停車は可能で、駐車をしないように呼び掛けている。構内は許可された車両以外は進入禁止で、公共交通機関の利用を促している。

 追試験は佐賀市の西九州大佐賀キャンパスである。

 本試験も追試験も受験できない場合の救済策を11日、文部科学省がまとめ、2次試験など個別試験だけで選抜することを認めた。受験機会の確保につながるため、入試課は「要請に基づいて検討を進める」としつつ、「経験がないこと」とルール変更への戸惑いも見せた。(宮﨑勝)

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