破産申し立ての準備を知らせる文書が張られた看板。奥は天山スキー場のゲレンデ=佐賀市富士町

 佐賀県唯一のスキー場、天山スキー場(佐賀市富士町)を運営する天山リゾートが6日に廃業し、破産申し立ての準備に入ったことを受け、佐賀市は12日、スキー場のゲレンデなどに使われていた市有地の賃料924万1459円が未納になっていることを明かした。

 競売に関する資料によると、賃料は2015年度分から支払われておらず、未納分は786万円。現在の契約期間は19年4月から22年3月までで、市は21年度未納分約137万円がこれには含まれていないと説明する。

 土地の面積は約26ヘクタール。3年ごとの契約更新のたびに支払いを催促し、市は「経営者は返済計画書に加え、口答でも返す意思を示していた」と説明。廃業の連絡はなく、7日夜に同社のホームページで知った。

 市は「設備投資をして暖冬でなければ事業継続できると聞いていた。顧問弁護士と相談し、対応を考えたい」と話す。

 破産申し立ての準備を進める代理人弁護士側は「負債額は調査中だが、6億円を超えるだろう」という。佐賀市への未払い金については「どの債権者も平等に扱うので、全額返済は難しいのではないか」としている。(大田浩司、北島郁男)

このエントリーをはてなブックマークに追加