一瞬の光景を切り取った作品が並ぶ=佐賀市城内の県立美術館

 二科会写真部九州・沖縄地区の「公募展」と「支部員展」の里帰り展が、佐賀市の佐賀県立美術館で開かれている。公募展入選の県関係分15点と支部員の計26点を紹介している。16日まで。

 各地の祭りで子どもたちの純粋な表情、しぐさや伝統的な光景を収めたり、季節の移ろいを追い求めたりした作品が並ぶ。

 菅正道さんの作品は、唐津くんちで街中を回っている際に出合った場面。ガラス戸を拭き上げる女性と戸に挟まるように居座るネコが写り、女性のほほ笑んだ表情やネコの“我関せず”とした様子も目を引く。栗田明美さんは、海岸に打ち上げられたハングルのラベル付きのペットボトルに近づくカニを捉え、海洋プラスチックごみ問題を連想させる。

 佐賀支部長の清水耕史さんは「『映え」とは違うかもしれないが、じっくりと見ると味わい深い作品もある。足を運んでもらいたい」と話す。(福本真理)

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