佐賀県ゆかりの陶芸作品が展示されている特別展=唐津市新興町の唐津市近代図書館

十三代中里太郎右衛門の「叩き唐津翡翠白象嵌魚文壺」

初代奥川忠右衛門の「白磁牡丹彫文花瓶」

 佐賀県立博物館・美術館(佐賀市)の所蔵品を集めた特別展が、唐津市近代図書館美術ホールで開かれている。江戸時代以降の陶芸作品など50点が展示されており、佐賀ゆかりの器を楽しめる。30日まで。

 「日日是好日(ひびこれよきひ)」と題した展覧会で、昨年11月から2期に分けて開催。1期目の「絵画 画家のまなざし」に続く2期目の「陶芸 うつわの美-文様にみる-」となる。自然や風景など大きく七つのテーマに分け、唐津焼や有田焼といった伝統的な焼き物を展示している。

 十三代中里太郎右衛門(1923~2009年)の「叩き唐津翡翠白象嵌魚文壺(たたきからつひすいしろぞうがんぎょもんつぼ)」は、唐津焼には珍しい青色の釉薬を使った作品。叩きという伝統技法と2種類の土を使うことで独特の器の表情を映し出している。

 県内の人間国宝の作品も展示していて、学芸員の坂元大地さん(33)は「幅広い作品をそろえている。佐賀の焼き物に触れて地域の伝統をより身近に感じてもらえれば」と話す。

 開館時間は午前10時~午後6時(入場は午後5時半まで)。17、24日は休館。22日と30日には午後2時から学芸員によるギャラリートークも開かれる。入場料は300円(唐津市内の75歳以上は150円)、高校生以下は無料。問い合わせは近代図書館、電話0955(72)3467。(中村健人)

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