風力発電など、再生可能エネルギー由来の電気が供給されるJR筑肥線伊万里駅=伊万里市(JR九州提供)

肥前・肥前南風力発電所=唐津市肥前町(大阪ガス提供)

 JR九州は11日、筑肥線の肥前久保駅―伊万里駅間の計10駅について、再生可能エネルギー由来の電力を利用することを決めたと発表した。大阪ガス(大阪府)の子会社が保有する肥前・肥前南風力発電所(唐津市肥前町)で発電した電力などを用いて、エネルギーの地産地消に取り組む。

 JR九州では、2021年2月にグループ内の二酸化炭素(CO2)排出量について、2050年までに実質ゼロを目指すことを宣言しており、その一環。11日付で大阪ガスと再エネ由来の電気を供給することに合意した。駅舎の電気を再エネ由来に切り替えるのは初の試み。風力発電所が近いエリアにあり、電力の地産地消にも貢献できるとして、筑肥線を選んだという。

 再エネを用いていることを示す環境価値「非化石証書」などの仕組みを使い、電力の供給を17日から順次始める。10駅の年間の電力使用量は20年度が7・3万キロワットアワーで、一般家庭15世帯分に当たる。再エネに切り替えることで年間33トンのCO2削減につながるという。

 JR九州は「脱炭素社会の実現に向け、企業としての社会的責任を果たしていく」と話す。(大橋諒)

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