ASE佐賀支部のメンバー=佐賀市

ボッチャの体験会で、目標球を目掛けてボールを投げる子どもたち=昨年9月、佐賀市の巨勢小

 「Arts and Sports for Everyone(ASE)」佐賀支部が、東京パラリンピックで注目された競技「ボッチャ」の体験会を佐賀市内外の学校などで開いている。障害の有無にかかわらず誰もがスポーツを楽しめる社会を目指して取り組んでいる。

 ASEは2016年、吉田祐一代表理事(58)=熊本市=が知的障害者のスポーツ大会「スペシャルオリンピックス」に10年以上関わったのをきっかけに熊本県で発足した。吉田さんの姉の喜多朋子さん(62)=佐賀市=が同年に起きた熊本地震の際に仲間と被災地で災害ボランティアを行い、その参加者7人で佐賀市を拠点とする佐賀支部を立ち上げた。

 現在は会員25人。現役の教師や元教師が多くいて、活動を通じてパラスポーツや障害への理解を促している。ボッチャの体験会では「白い目標球に向けて赤い球と白い球を6球ずつ投げる」「目標球に近い球を投げた方が勝つ」などルールや方法を分かりやすく伝えている。県内の小学校では、3年の国語の教材に採用されている「パラリンピックが目指すもの」に関連した講話も行っている。

 県内の子育てサロンや老人サロンでもボッチャ体験会を開いている。喜多さんは「体験することで、誰もが一緒に楽しめるスポーツの素晴らしさに気付いてもらえたら。幅広い年齢層にボッチャやパラスポーツの魅力を広めたい」と意気込む。(中島野愛)

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