Q.離乳食を与えようとしますが、スプーンを嫌がります。

 A.あせらず、ゆっくりと。赤ちゃんの様子を見ながら、はじめてみましょう。2、3日休んでもOKです。「まだ食べる気持ちになっていない?」「スプーンを差し出されてびっくりしてる?」、おいしそうなにおいがする、適度な温かさがあることも口を開けるポイントになります。

 また、スプーンが苦手な赤ちゃんに出会ったことがあります。あるママと相談して、スプーンをいろいろ変えてみました。木製、プラスチック製、金属製、白色や黄色のスプーン、丸いもの、少し細長い物、ちょっと小さめのスプーンなど、色も大きさも変え、家にあるいろんなスプーンを総動員してみたとのこと。

 それでも口を開けてくれなかったので、最後の手段は「ママの指」。石鹸で手を洗って、きれいなタオルで拭いて、指にほんのり温かい「おもゆ」をぐるんと付けて。「お口を開けて、お米のおもゆ、おいしいよ」と声を掛けてみると、口を開けておいしそうに食べてくれたとのこと。

 スプーンがダメな赤ちゃんもいます。清潔にしたら、「指」も大切な食具ですね。実は、いろんな文献を調べたら、イギリスの育児書に記載があり、それをヒントにしました。

 子育てに「絶対」ってありません。たくさんの愛情を受けて、「たべもの」はもっとおいしくなります。もちろん、「パパの指」でも「おばあちゃんの指」「おじいちゃんの指」「おねえちゃんの指」でもよいと思います。小さなことから、みなさんの子育てを応援しています。

 (管理栄養士/保育士 松下みゆき)

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