囃子を披露する唐津曳山囃子保存会のメンバーたち=唐津市西城内の唐津神社

 唐津くんちの年頭行事「新春囃子(はやし)初め式」が10日、唐津市西城内の唐津神社で開かれた。唐津曳山(やま)囃子保存会のメンバーたちが笛や太鼓の威勢のいい音色を響かせ、新型コロナウイルスの収束やくんち本番の安全を祈願した。

 新型コロナの影響を受け、一昨年は曳山の巡行を中止。昨年は11月3日の御旅所神幸祭のみを行うなど、規模縮小を余儀なくされている。

 神事には唐津曳山取締会や市の関係者らが参加。山内啓慈総取締は「今年は3日間くんちをやりたいという願望がある。そういう前提で準備をしていく」とあいさつした。通常、囃子は曳山展示場で披露されるが、建て替え工事中のため、今回は神社の拝殿で奉納した。保存会のメンバー10人が3曲を演奏し、関係者や境内に集まった参拝者から拍手がわき起こった。

 保存会会長の福島秀一さん(49)は「昨年1日できたことは大きな一歩。今年は通常通りのくんちがみんなで楽しく開催できるように準備をしたい」と願いを込めた。(中村健人)

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