色鮮やかな晴れ着姿で、マスクを付けたまま友人との再会を喜ぶ新成人たち=佐賀市文化会館(撮影・山口源貴)

 10日の「成人の日」を前に佐賀県内の11市町で9日、成人式が開かれた。約2年間コロナ禍での生活を強いられた上、「第6波」とも言われる急激な感染拡大をにらみながらの式典となり、新成人らは晴れ着姿で対面できた喜びを分かち合っていた。

 佐賀市は旧市町ごとに8カ所10会場で式典を開催した。新成人を代表して県職員の太田知里さん(19)らが「感染状況は見通せないが、よりよい未来を目指して挑戦を続けたい」と誓った。坂井英隆市長は「未来を切り開くのは若い皆さんです」と激励した。

 アメリカに留学中の溝添冠乃さん(20)は「高校の卒業式も、大学の入学式も中止で、久しぶりに大きな式典に参加できた」と喜び「もっと気軽に帰国できたら」と願っていた。

 感染者のクラスターが相次ぐ唐津地区の成人式には約620人が参加した。会場では大人数での会食の自粛が呼び掛けられ、希望者には抗原検査用のキットが配布された。

 看護師を目指す大学生の細川彩夏さん(20)は「コロナ禍だったからこそ、友だちと再会できてうれしい。自分の行動に責任を持てる大人になりたい」と話していた。

 県内の新成人は前年より129人少ない8749人で、式典は3日の武雄市などを皮切りに各市町で開かれた。9日は佐賀市、唐津市のほか、鳥栖市、伊万里市、鹿島市、小城市、神埼市、神埼郡吉野ヶ里町、三養基郡基山町、上峰町、みやき町で執り行われた。(中島野愛、横田千晶)

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