村島昭文さんがろくろで作った寅の置物=有田町大樽の工房

ろくろで作った干支の寅の置物

 伊万里・有田焼伝統工芸士の村島昭文さん(86)=有田町=が、70年余りにわたって培ったろくろ技術で干支(えと)の「寅(とら)」にちなんだ置物を制作した。白磁で作った2体で、近く同町大樽のギャラリー昭文で展示する。

 深川製磁で長年、宮内庁に納める食器作りに携わった経験を持つ村島さん。ろくろの技術を伝えたいと、現在も教えを乞う4人を工房で指導している。

 6回目の干支づくり。それぞれ高さが15センチと14センチ、幅は20センチと15センチで、筒状にした後、先をすぼめトラに成形した。トラ柄はくし目で表現。立体感が出るよう1本ずつ付けたひげは「焼成時に垂れないよう上向きにして工夫した」という。

 最近は割烹(かっぽう)食器も試作し、衰えを知らぬ意欲で制作を続けている。問い合わせは村島さん、電話0955(42)3675。(古賀真理子)

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