秋芽ノリの最終入札会で品定めする買い付け業者の担当者たち=佐賀市西与賀町の県有明海漁協

 佐賀県沖の有明海で養殖された秋芽ノリの最終入札会が8日、佐賀市の県有明海漁協で開かれた。今回を含めて3回の累計の販売枚数は5億5128万枚、平均単価は1枚13円69銭で昨季より2円50銭以上高い。漁協は「トータルで見ると平年作だが、地域間格差がすごく出ている」と話す。

 販売枚数は過去最高だった前年の67%、販売額は同83%の75億4492万円だった。今季の秋芽は種付け(10月21日)から網の撤去(12月25日)までの期間が昨季に比べると1週間ほど短かった。また雨が少なく、栄養分が行き届かず、大きな河川がない西南部では色落ち被害が出た。大浦支所(藤津郡太良町)からは秋芽の出品がなかった。

 8日の入札会の販売枚数は2億3222万枚、販売額は24億9890万円、単価は10円76銭。

 漁協は今季、生産18億枚、販売額216億円を目標に掲げ、19季連続の日本一を目指している。漁協の古賀勝則参事は「感覚的にはここ10年ぐらいで質は一番良い。一方で地域差が大きい。目標枚数には届かないかもしれないが、直近では栄養塩のデータが改善傾向を示しているので今後に期待したい」と話す。冷凍網は12月28日に張り込み、収穫が始まっている。(宮﨑勝)

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