初練習に臨むサガン鳥栖の新加入選手たち。左からMF藤田直之、MF小野裕二、MF堀米勇輝=鳥栖市の北部グラウンド((C)S.D.CO.,LTD.)

 【GK】

 昨季リーグ公式戦全試合に出場した朴一圭(パク・イルギュ)が契約を更新した。的確なコーチングや飛び出し、足元の高い技術が特徴。ビルドアップにも積極的に関わり、攻撃の起点としての役割も果たした。在籍3年目を迎える191センチの長身・守田の存在も大きく、新加入の選手らとともに高いレベルの正GK争いが期待される。

 【DF】

 冷静な判断で守備を支えたエドゥアルドが残留したことが大きい。黄錫鎬(ファン・ソッコ)や島川も健在。急成長を遂げた大畑は移籍したが、徳島から積極的な攻撃参加ができるジエゴ、全国高校選手権で優勝した経歴を持つ原田をJ3今治から、立正大からは孫を獲得した。経験を生かしたプレースタイルに注目したい。

 【MF】

 中盤を支えた樋口と仙頭の移籍は痛い。ただ、鋭いドリブルで右サイドの攻撃を活性化させた飯野と豊富な運動量を持つ小泉が残留。左サイドから攻撃を組み立てる中野嘉は完全移籍で加わった。さらに、藤田、小野、福田の3選手が復帰した。攻守を支えるプレーはもちろん、行動や言動など精神面でも若手を引っ張る。

 【FW】

 攻撃陣は、昨季チーム最多の9得点を挙げた山下や8得点の酒井ら戦力流出が相次ぎ、顔ぶれは大きく変わった。しかし、鹿島から加入する垣田と川崎からの宮代は、期限付き移籍先の徳島で昨季8得点と7得点をぞれぞれマーク。大きなレベルダウンはなく、即戦力として上位躍進の鍵を握る。昨季J1初ゴールを記録した岩崎、大卒ルーキーの藤原、荒木も得点感覚に優れており、下部組織出身の石井や本田らとともに熾烈(しれつ)なポジション争いが繰り広げられそうだ。

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