山口祥義知事(中央左)に全国過疎地域連盟会長賞の受賞を報告した「からつ七つの島活性化協議会」の德村敏勇樹会長(同右)=佐賀県庁

 持続的な過疎地域の振興に向け全国の優れた取り組みを表彰する「過疎地域持続的発展優良事例表彰」で、唐津市内の離島7島からなる「からつ七つの島活性化協議会」(德村敏勇樹としゆき会長)が全国過疎地域連盟会長賞を受賞した。島外から子どもたちを呼び込み成長を支える「島留学」の取り組みが評価された。

 同協議会は「第2のふるさとづくり」を目指して2017年から島留学に取り組み、これまで延べ26人を島留学生として受け入れた。家族ごと転入したり、島の親戚を頼るケースだけでなく、里親方式や古民家を改修した寮などで受け入れの体制を整えてきた。留学は1年単位だが、中には3年間にわたって留学し、島に関わり続けたいと夢を語る子どももいるという。

 德村会長は「島には、みんなが自分の子どものように育ちを見守る環境がある」と島留学の特長を語り、「島に来た当初は慣れない様子でも、島の子や住民と接する中で笑顔になっていく。人口の少ない島ではどんな子にも役割が生まれる。島の子にとっても、仲間が1人増えるだけで、できることが増える」と、地域を活気づける波及効果も強調する。

 受賞報告に山口祥義知事を表敬訪問した德村会長らは「これからも島への受け入れを1人でも増やしていきたい」と目標を語った。同表彰では本年度、総務大臣賞を3件、会長賞を6件が受賞した。(志垣直哉)

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