和やかな雰囲気で日本料理をつくる参加者たち=佐賀市のアバンセ

 佐賀県に住んでいる外国人に向けた日本料理講座(佐賀市国際交流協会主催)が8日、同市のアバンセで開かれた。中国や韓国など8カ国出身の16人と日本人のボランティア10人が参加し、正月などハレの日に振る舞われる日本料理に挑戦した。

 献立は栗きんとんと紅白なます、松風焼き、炊き合わせ、紅白ご飯の5品。西九州大佐賀調理製菓専門学校の田中美香子副校長らが講師を務め、調理法に加え「紅白はおめでたい色。栗きんとんの金色はお金に困らないという意味がある」と教えた。参加者はコンニャクに切れ目を入れてねじったり、具材を煮込んだりし、持ち帰り用の容器に盛り付けていった。

 カナダ出身で、唐津市の小中学校でALT(外国語指導助手)をしているダニー・ルーマックさん(32)は「食材の意味を学べて楽しかった。家でもかつお節からだしを取って料理したい」と感想。中学生の娘と参加した韓国籍の張チャン美永ミヨンさん(53)=佐賀市=は「日本料理の丁寧さや一つ一つに込められた愛情を感じた。持ち帰ったら家族も喜ぶと思う」と話した。

 料理講座は年に数回実施している。市国際交流協会の馬場三佳さんは「コロナ下で交流が減る中、日本の食文化を楽しく伝えられる機会にと企画した」と話し、外国人と日本人の交流の様子に手応えを感じていた。(円田浩二)

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