至高の切れ味を追求し、伝統の技を守っている包丁鍛冶が唐津市呼子町加部島にいる。向(むこう)刃物製作所の向米雄さん(81)。刀鍛冶の技術を継いだ「水本焼(みずほんやき)」といわれる技法で、和包丁を造り続けている日本でも数少ない職人だ。