県内民有林の整備方針などを決めた県森林審議会=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 佐賀県森林審議会(会長・吉田茂二郎元九州大大学院教授、14人)が佐賀市で開かれた。県内の民有林の整備方針を定めた地域森林計画について、近年の豪雨の頻発などを踏まえて、流域治水と連携した対策がとれるように内容を変更した。

 国は昨年、森林・林業基本計画を閣議決定した。計画では、林業に適した場所でも人工林資源が再造成されていない状況があるとして、森林の多面的機能の発揮や林業の持続的な発展などを目指している。これを受けて、今回、県内を対象とした地域森林計画も見直すことにした。

 審議会では、地域森林計画の変更点を協議した。具体的には、土砂の流出などで土地の保全に支障が出そうな箇所については、ワイヤを利用する「架線集材による搬出」を行うと決めた。

 また、造林方法として、より効率的な「コンテナ苗を用いた一貫作業システム」に取り組むことや、造林の樹種として県が開発した成長の早い新品種「サガンスギ」とすることなどを決めた。

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