「ロボットアイデア甲子園」佐賀県大会に出場した碇琉斗さん(右から3人目)と長速斗さん(同4人目)=佐賀市鍋島町の九州ロボットセンター

「ロボットアイデア甲子園」の第1回佐賀県大会のようす=佐賀市鍋島町の九州ロボットセンター

 「2021年度ロボットアイデア甲子園」の第1回佐賀県大会で、鳥栖工業高電子機械科2年の碇琉斗さんと長速斗さんが人工知能(AI)を生かした手術や家事手伝いロボットのアイデアを発表した。最優秀賞に選ばれた碇さんは全国大会に出場する。

 大会は昨年12月、佐賀市鍋島町の九州ロボットセンターで開かれた。碇さんは手術ロボットについて発表し、AIを使い、世界中の名医が行った画像診断とそれに応じた手術方法を数十万~数百万と蓄積することで、高い精度の判断を下すアイデアを提案した。医師が生涯に経験できる手術数には限りがあるが、膨大なデータを基に適切な手術方法が共有できて名医の手術を受けるのを待つ必要がなくなり、「助かる命が多くなる」とした。

 長さんが提案した家事手伝いロボットは、全自動の洗濯機や食器洗い機も、干す動作や食器棚に片付ける動作は人間がしなければならないことに着目。人間でなければできない作業をロボットが補うアイデアを発表した。

 同校の電子機械科の生徒たちは産業ロボットや一連の動作制御を学んでいる。近年のロボットは新たにカメラで“目”を備え、人と協働する研究が進んでいるという。2人は「ロボットは人の支えになれる。人の関節よりロボットの関節は広く回るので『可動領域が何かに使えないかな』とか、普段からよく考えている」と話す。全国大会は3月に東京で開催され、碇さんは「いいプレゼンができるよう準備し、他県代表の発表も聞きたい」と楽しみにしている。(樋渡光憲)

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