運搬船で海上輸送される「かもめ」の新車両=7日午後、福岡県沖の玄界灘

 秋に開業する九州新幹線長崎ルート武雄温泉―長崎に導入される新車両の海上輸送が7日、福岡県沖で公開された。長崎県大村市の車両基地に向けて運搬船で運ばれ、白を基調にした車体の「かもめ」が、青く澄んだ玄界灘を悠々と進んだ。

 新車両は山口県下松市の日立製作所笠戸事業所を6日に出発した。海上輸送に合わせJR九州が観覧ツアーを実施し、鉄道ファンら約200人が高速船から見守った。

 車両はJR東海が開発した新型のN700S系をベースに、工業デザイナーの水戸岡鋭治氏がデザインを手掛けた。今回輸送されたのは第1陣の1編成6両で、残る3編成18両は秋の開業までに製造し、海路と陸路で輸送する。

 埼玉県から参加した女性(53)は「海上輸送が見られるめったにないチャンスなので、夫と子どもを家に残して参加した。かわいいデザインで、子どもたちにも人気が出そう。実際に武雄や嬉野を走る姿をまた見に来たい」と話した。(記事と写真・山口源貴)

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