運搬船に積み込まれる新車両「かもめ」=5日、山口県下松市の日立製作所笠戸事業所(JR九州提供)

 九州新幹線長崎ルートで秋頃に開業するフル規格区間(武雄温泉―長崎)に導入する「かもめ」の新車両が6日、山口県下松市の日立製作所笠戸事業所から搬出された。海路と陸路で数日をかけて長崎県大村市の車両基地に輸送する。

 搬出されたのは第1陣となる1編成6両。JR東海が開発した新型のN700S系をベースに、工業デザイナーの水戸岡鋭治氏がデザインを手掛けた。白を基調に、車体の下部をJR九州のコーポレートカラーの赤で仕上げた車両が5日から、瀬戸内海に面した笠戸事業所の岸壁から運搬船に積み込まれ、海況を見極めながら6日午後5時ごろ出航した。残る3編成18両は秋の開業までに製造する。

 7日には高速船「クイーンビートル」から、海上輸送中の「かもめ」を玄界灘で観覧するツアーも実施される。JR九州高速船(福岡市)によると、全220席が予約で満席で、東京など九州域外からの申し込みも多いという。(大橋諒)

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