万歳三唱をして新年を祝う賀詞交歓会の参加者=佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&マリトピア

式典だけ実施した唐津商工会議所の新年祝賀会=唐津シーサイドホテル

 佐賀市などで4日、新年の賀詞交歓会や祝賀会が開かれ、自治体や商工関係のトップらがコロナ下の経済を展望し、躍進に向けた心構えを示した。

 

 佐賀市の賀詞交歓会はガーデンテラス佐賀ホテル&マリトピアで開かれ、行政や企業から510人が参加した。万歳三唱で新年を祝い、飛躍を誓った。

 前年と同様に飲食は取りやめ、式典だけ実施した。山口祥義知事と坂井英隆佐賀市長が新型コロナや水害への対応に加え、経済振興やまちづくりへの考えを交えてあいさつした。県商工会議所連合会の陣内芳博会長は新型コロナの影響で変化する社会情勢に対応するため「柔軟な発想力や将来への明確なビジョンを持ち、努力を積み重ねて次の時代へ一歩を踏み出そう」と呼び掛けた。(北島郁男)

 

 唐津商工会議所は例年の「賀詞交換会」を中止し、「新年祝賀会」を唐津シーサイドホテルで開いた。新型コロナの感染予防で参加者を絞り、企業や行政の関係者約80人が着座式で式典だけを行った。

 山口祥義知事や峰達郎唐津市長らがあいさつをした。唐津商議所の宮島清一会頭は「新型コロナの状況が落ち着くと、巣ごもり生活の脱却を目指す需要が大きく伸びる可能性がある。国内旅行や外食などの需要をしっかりつかまえ、ビジネスチャンスにつなげてもらいたい」と述べた。リモートワークの普及など働き方の変化を受け「コロナが収まっても多様な働き方を駆使し、労働生産性を最大化する努力を」と促した。(横田千晶)

 

 多久市の賀詞交換会は天山多久温泉タクアで2年ぶりに開かれ、商工業、農業関係者ら約130人が出席した。横尾俊彦市長は新型コロナウイルスの影響や昨年8月の記録的大雨による被害に触れ、「辛抱や努力を重ねながらやってきたことや、希望を持って始めたことが成長する年になるように、互いに協力して新しい未来の?を開いていきたい」と述べた。

 コロナ感染予防で交換会が中止になった昨年に続き、出席者らの名刺を印刷した冊子が作られ、名刺交換の代わりに配布された。(谷口大輔)

 

 2021年8月の記録的大雨からの復旧・復興を目指す武雄市は、小松政市長が執務始め式で「希望をつくろう」とスローガンを発表した。「まだ家が完全に復旧していない人たちに、やっぱり武雄に住み続けたいと思ってもらえるような治水対策を進めなければならない」と強調した。

 秋に暫定開業する九州新幹線長崎ルート武雄温泉?長崎については「日本の鉄道開業150年の記念すべき年にふさわしく、開業効果を最大限に活用しよう」と呼び掛けた。(澤登滋)

 

 鹿島市の割烹清川で開かれた賀詞交換会には約120人が出席した。鹿島商工会議所の森孝一会頭は、九州新幹線長崎ルートの暫定開業で、JR肥前鹿島駅への特急が減便になることに触れ、「これからの鉄路の不便さを考えると不安だらけ。近隣市町と連携して(新幹線駅から)県南西部地域に観光客を呼び込むルート開発が不可欠」と語った。(中島幸毅)

 

 神埼市の年詞交歓会は市中央公民館で開かれ、企業や行政関係者ら約270人が出席した。新型コロナウイルス感染症予防のため食事はせず、時間短縮や人数制限、出席者のマスク着用などの対策を取った。

 実行委員長の松本茂幸市長は新型コロナや豪雨災害への対策に触れ、「神埼市が安全安心の地になるよう、しっかりと議論を重ねながらいい町づくりをしたい。一緒に頑張ろう」とあいさつした。(森田夏穂)

 

 三養基郡上峰町の新年賀詞交歓会は吉野ヶ里温泉で開かれ、町商工会、行政、町議会関係者ら約?人が年始のあいさつを交わした。武広勇平町長はコロナ禍を受けた事業者支援を挙げ、「商工会の協力もあって実施できた。今後も支援を徹底する」と強調。昨年から本格的に始めたイオン上峰店跡などの中心市街地活性化事業について「来年度の上半期までには解体を終え、将来設計を皆さんにお示ししたい。町民活動の拠点となる場所にしたい」と力を込めた。(瀬戸健太郎)

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