佐賀県の幹部職員らに訓示する山口祥義知事(右)=佐賀市の佐賀城本丸歴史館

執務始め式で「希望をつくろう」と職員に呼び掛けた小松政市長(右)=武雄市役所

「私は寅で年男。愚直に前に進みたい」とあいさつするJA佐賀中央会の金原壽秀会長=佐賀市の県JA会館別館

 佐賀県内の多くの官公庁や企業、団体は4日、仕事始めとなり、2022年のスタートを切った。トップは年頭訓示の中で、新型コロナウイルスや災害に関する課題、秋の九州新幹線長崎ルートの暫定開業を踏まえつつ、職員を激励した。

 

 佐賀県庁の仕事始め式は佐賀市の佐賀城本丸歴史館であり、幹部職員約40人が出席した。山口祥義知事は「(知事として)2期目の総決算をするにあたり、改めて人に焦点を当てていく年にしたい。『佐賀でもできる』ではなく『佐賀だからできる』という分野をつくり、よその地域や世界中から集まる地域にしていきたい」と抱負を述べた。

 大隈重信の100回忌に合わせた県の事業「大隈重信100年アカデミア」の一環で、佐賀東高の演劇部が大隈の生涯に焦点を当てた演劇を披露した。山口知事は大隈を含めた幕末以降の佐賀の先進的な取り組みを振り返り「ただ言われた通りにやるのではなく、自分の頭で考えることができたら仕事に魂がこもる」と県職員の自発的な動きに期待した。(円田浩二)

 

 2021年8月の記録的大雨からの復旧・復興を目指す武雄市は、小松政市長が執務始め式で「希望をつくろう」とスローガンを発表した。「まだ家が完全に復旧していない人たちに、やっぱり武雄に住み続けたいと思ってもらえるような治水対策を進めなければならない」と強調した。

 秋に暫定開業する九州新幹線長崎ルート武雄温泉ー長崎については「日本の鉄道開業150年の記念すべき年にふさわしく、開業効果を最大限に活用しよう」と呼び掛けた。(澤登滋)

 

 昨年も豪雨などで大きな被害が出た農業。JA佐賀中央会・連合会の合同仕事始め式で、金原壽秀会長は「災害続きで農家の情勢は厳しい。豊穣(ほうじょう)で災害のない一年であってほしい。私は神仏に頼らないが、今年は心の底からそう願い、手を合わせた」と語った。その上で「いつの時代も課題がある。それを一つ一つ解決克服し、JAグループが前に進めるよう、それぞれが役割を果たしてほしい」と訓示した。(宮里光)

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