「落書き堂」に合格への思いを書き込む受験生ら=佐賀市大和町の乙文殊宮

昨年8月の大雨で崩れた道付近を歩き、上宮を目指す受験生ら=佐賀市大和町

「落書き堂」に合格への思いを書き込む受験生ら=佐賀市大和町の乙文殊宮

 受験生の合格祈願で知られる佐賀市大和町の乙文殊宮(おつもんじゅぐう)で3日、恒例の合格祈願祭があり、小学校から大学までの入試や資格試験を控える15人が家族と訪れた。昨夏の大雨で崩れた山道を登って上宮にたどり着き、合格への決意や願い事を書き込んだ。

 同社は文殊菩薩を祭っている。下宮から約500メートル離れた上宮は「落書き堂」として親しまれ、さまざまな色のペンで書かれた「○○合格」「学力向上」といった文字が床から天井まで埋め尽くしている。

 祈願祭は地元の上都渡城(ととぎ)自治会が主催した。下宮で神事を行った後、希望する人は上宮に移動。上宮へと続く道は昨年8月の記録的な大雨の影響で崩れたままになっていて、周辺には倒木も。受験生らは足元を確かめながら、木と木の間に張ったロープを手繰って一歩ずつ山を登った。

 2月に社会福祉士国家試験を控えている西九州大4年の立石愛真音さん(22)=佐賀市=は、父の康晃さん(50)らと無事に上宮に到着した。「試験合格」と書き込み、「残り1カ月、気合を入れて頑張りたい。資格を取って仕事の幅を広げたい」と語った。(円田浩二)

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