県内の新型コロナ感染者状況(1月3日現在)

 佐賀県は3日、県内で新型コロナウイルスの検査を受けた東京都や神埼市の10歳未満から40代の男女5人が、新変異株「オミクロン株」に感染した疑いがあると発表した。5人は同じ感染経路とみられ、いずれも軽症と説明している。県内でオミクロン株の感染疑い例が確認されるのは初めてで、ゲノム解析を進める。

 県によると、5人の内訳は東京都の40代女性と10歳未満~10代の男女3人、神埼市の40代女性。東京都の4人は家族で、神埼市の1人は帰省先の親族だった。

 東京都の4人には家族がもう1人いて、4人より早く帰省先から都内に戻り、最初に発症した。この後、帰省先にいる家族らも発熱などの症状が出て、3日の検査で陽性と判明した。

 県は親族ら9人を濃厚接触者とし、うち2人は陰性と確認した。濃厚接触者には宿泊療養施設への入所を求める。県内初のオミクロン株疑いを受け、県は「非常に重く受け止めている。感染経路は追うことができており、県内で市中感染が起きているとは考えていない」と説明し、手洗いやマスク着用など基本的な感染予防策を促している。

 このほか、デルタ株疑いの感染も1人確認された。県内に帰省中の東京都の30代女性で、都内の勤務先で感染した可能性がある。県内では帰省先の家族3人とだけ接触し、3人とも陰性だった。(円田浩二)

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