混雑を避けるため、人気の福袋は整理券を配って販売された=2日午前、佐賀市の佐賀玉屋(撮影・山田宏一郎)

 佐賀県内の大型商業施設は1、2日、新春恒例の初売りを行った。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、各施設とも整理券を配布したり、事前予約を受け付けたりするなど混雑を避ける工夫を凝らして福袋などを販売。県内の新規感染者数がゼロか1桁台で推移する中、昨年よりも多くの人出が見られた。

 佐賀市の佐賀玉屋は2日から初売りをスタート。人気の食品福袋(税込み2千円)は、家庭用とギフト用の2種類計600袋を用意し、混雑に配慮して今回から整理券を配布した。券は配布開始からわずか15分ほどでなくなり、券に書かれたグループごとに15分間隔で6階の特設売り場へ案内した。買い物客は整然と列をつくり、お目当ての福袋を購入した。

 約20年前から欠かさず購入しているという女性(50)は「日常で使う食材が入っており、景気の浮き沈みの中でも毎年満足している。今年は整理券が配られたので、密にならずありがたかった」と満足顔。営業企画課の篠原圭太課長は「整理券の効果か、人が殺到する状況は避けられた。買い物客の動きも、昨年に比べると館内全体にわたっていてよさそう」と話した。

 1日には同市のモラージュ佐賀で初売りがあった。密集を避けるべく、昨年同様、希望する店舗は年末から福袋の販売を始め、事前予約で完売した店舗もあった。野田圭佑総支配人は県内の感染状況が落ち着いていることに触れ、「昨年は年末年始の集客に苦戦したが、昨年より人の入りはよく、戻ってきている感触がある」と手応えを語った。(志垣直哉、小部亮介)

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