新年の幸せなどを願う家族連れ=2日、鹿島市の祐徳稲荷神社

 新年がスタートした1、2日、佐賀県内の神社や寺院は初詣客でにぎわった。新型コロナウイルスの感染対策が徹底される中、マスク姿の参拝客は密にならないように気をつけながら、この1年の幸せや新型コロナの収束を願い、静かに手を合わせた。

 例年、三が日で約35万人が訪れる佐嘉神社(佐賀市)は、30万人の参拝を見込んでいる。昨年と同様に、手や口を清める手水舎(てみずしゃ)からはひしゃくを撤去し、拝殿に仕切り板を3枚立てるなど新型コロナの感染対策を講じた。1日は時間帯によっては隣の佐嘉神社記念館付近まで列ができ、担当者は「元日としては昨年よりも多い」と印象を語った。

 参拝者は拝殿で手を合わせて頭を下げたり、「志望校に合格できますように」などと書いた絵馬を掛けたりして祈願した。おみくじをひいて喜び合う姿もあった。

 2日も好天に恵まれ、鹿島市の祐徳稲荷神社は、コロナ禍で参拝が少なかった昨年に比べて多くの人出でにぎわった。神社門前の商店街の店主、掛園ふみ子さん(61)は「昨年とは全然違って、休む間もないほど来てもらっている。長い1年だったが、お正月らしい活気が戻ってきてうれしい」と笑顔を見せた。

 他の店主たちからも「3日分のお団子が1日で売れた」「活気づいてきて時間が過ぎるのが早い」などとうれしい悲鳴が聞かれた。(小部亮介、中島幸毅)

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