鰤祭の「調理の儀」で、竹の矢でブリに切れ目を入れる佐野安正宮司=佐賀市の佐嘉神社

 佐賀市の佐嘉神社で12月31日、大みそか恒例の「鰤祭(ぶりさい)」が開かれた。佐賀藩祖の鍋島直茂にまつわる全国唯一の「特殊神事」で、1メートル級のブリなど13匹を供えて商売繁盛や海上安全を祈願した。

 ブリは県内の魚市場や鮮魚店が奉納し、関係者や神社責任役員5人が参列した。佐野安正宮司が祝詞を読み上げ、竹の矢でブリに切れ目を入れる「調理の儀」を行った。

 朝鮮出兵から帰陣する直茂の船に飛び込んだブリを「武威(鰤)が上がった」と喜び、矢で刺し身にして家来に振る舞った言い伝えに由来する。佐野宮司は「コロナに苦しめられた年だったが、祭りに倣って来年は良い年となりますように」とあいさつした。

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