各階を回って職員の労をねぎらった坂井英隆佐賀市長(右から3人目)=市役所

執務納め式でこの1年を振り返った佐賀県有明海漁協の西久保敏組合長=佐賀市の漁協本所

執務納め式で、職員の水害対応などの労をねぎらった水川一哉大町町長(右)=大町町役場

佐賀県の仕事納め式で職員をねぎらう山口祥義知事(左)=県庁

 佐賀県内の官公庁などで28日、仕事納め式があった。新型コロナウイルスや豪雨災害への対応に追われ、自衛隊オスプレイ配備計画など国策課題を巡る動きもあった2021年。それぞれの職場で一年の仕事を振り返りつつ、新年に向けて気持ちを新たにした。

コロナ、災害対策に全力 県庁

 ○…県庁の仕事納め式には県職員約140人が出席した。山口祥義知事は新型コロナウイルスや8月の記録的な大雨への対応を振り返り「豪雨災害対策とコロナ対策は来年もさらに取り組みが続く。今後とも全力でみんなで頑張っていきたい」と呼び掛けた。
 LGBTQなど性的少数者のカップルを公認する「パートナーシップ宣誓制度」導入や、成長が早い次世代スギ「サガンスギ」の開発など計11の取り組みについて、関係者らの表彰もあった。(円田浩二)

協定見直し協議「一息」 県有明海漁協

 ○…佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画で、自衛隊との空港共用を否定した協定について11月、条件付きで見直すと決めた佐賀県有明海漁協。職員約50人が集まった本所での執務納め式で西久保敏組合長は、決定について「知事から要請を受けていたが、ボールを投げ返した。これにより、ようやく一息つきました」と振り返った。
 その上で「今後はノリ漁に集中したい」と意欲を示し、漁業不振が目立つ有明海の再生にも力を入れる考えを伝えた。(宮里光)

大雨浸水被害へ全力対処に感謝 大町町

 ○…8月の大雨で2年前の佐賀豪雨に続いて深刻な浸水被害に見舞われた杵島郡大町町。執務納め式では水川一哉町長が「人命救助、コロナ下の避難所運営など全力を出してもらった。ありがとうございました」と職員をねぎらった。
 ふるさと納税に絡み、自らが収賄容疑で書類送検された問題については触れなかった。(小野靖久)

「市民のための役所づくりを」 佐賀市

 ○…佐賀市の坂井英隆市長は10月の市長選で当選後、初めて迎える仕事納めで、市役所の各階を巡回した。8月の記録的大雨や新型コロナウイルスのワクチン接種対応などに触れながら、職員をねぎらった。
 坂井市長は「『市民のための佐賀市役所』を、皆さんとともにつくりあげていきたいという思いを新たにした」と述べた。(川崎久美子)