体験イベントで慎重にパーツを組み立てる参加者=佐賀市兵庫北の致遠館高

発射されるモデルロケット

 小型模型ロケットを制作、発射する体験イベント「モデルロケットチャレンジ・サガ2021」が25日、佐賀市の致遠館高で開かれた。佐賀県と宇宙航空研究開発機構(JAXA)との連携協定に基づいて実施し、県内の中高生21人が紙で作ったロケットを空高く打ち上げて宇宙に思いをはせた。

 惑星探査機「はやぶさ」の小天体探査計画にも参加した秋山演亮和歌山大教授ら3人が講師となり、火薬を使う「モデルロケット」の仕組みや作り方、安全に真っすぐ飛ばすためのノウハウなどを説明した。参加者は紙に印刷された線に沿ってロケットの各パーツを切り取り、取り付ける角度にも細心の注意を払いながら組み立てた。

 発射体験では、晴れ渡った青空にロケットが白い軌道を描きながら打ち上がるたびに、大きな歓声と拍手がわき起こっていた。親子で参加した北山中1年の柴田望都さんは「ロケットの先端部分とジョイントを真っすぐに接着させるのが難しかった」。香楠中3年の江島脩晃さんは「制作中は本当に飛ぶのか疑問だったけれど、想像以上に高く打ち上がってワクワクした」と笑顔を見せた。

 県は宇宙技術を利活用した地方創生に取り組んでいる。県企画チームの秋吉盛司さんは「イベントを通して佐賀の若者が宇宙に興味を持ち、将来宇宙に携わる人材として世界で活躍するきっかけになれば」と期待を込めた。(伊東貴子)