AIの顔認証技術を搭載した卒業アルバム制作サービスを開発したエグゼックの社内=11月、東京都目黒区

 学校の卒業アルバムや保育園の卒園アルバムの作成に人工知能(AI)の顔認証技術を活用する動きが広がってきた。生徒や園児の登場回数を自動でカウントし「平等に」アルバムに掲載するのを支援する。手間のかかる写真選びを効率化でき、教職員や保護者から評価されている。

 ウェブシステム開発の「エグゼック」(東京)は昨年から顔認証技術を搭載した卒業アルバム制作サービスを提供している。ソフトはパソコンで操作する。米IT企業のAIと自社技術を調整して使用。昨年は約100の写真館を通じて約300校で利用された。今年は700~800校程度に増える見通しだ。

 エグゼックは来年1月にも、アルバムにお薦めの写真をAIで選んでくれる機能を追加する計画。運動会の写真なら、リレーや玉入れといった種目をばらつかせ、生徒の登場回数をある程度均等にできる。山中淑史取締役は「アルバム作りが非効率な業務になっていると聞き、解決できないかと思ってつくったサービスだ」と話した。

 保育園や幼稚園の卒園アルバム制作サービス「はいチーズ!アルバム」を手掛ける「千」(東京)も昨年、米アマゾン・コムの顔認証システムをアルバム作りに正式に導入した。今年はページごとに園児らの登場回数を管理できる新機能「人物集計表」を追加した。千は通常30時間かかるアルバム作りが「約3分の1」に短縮できると説明している。

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