ありがたいこってす!

心の持ちようで違って見える
 貧(まず)しい不幸な男が、小さな家に8人の家族と住んでいました。ひと部屋しかない家の中は、男とおかみさんの言い争う声や、子どもたちのけんか騒(さわ)ぎで割(わ)れんばかりです。狭(せま)さとうるささに耐(た)えかねた男は、何か良(い)い知恵(ちえ)はないものかと物知りのラビ(博士)に助けを求めに行きました。
 ラビのアドバイスは、ひなどりと、おんどりと、がちょうと、やぎと、うしを家の中に入れて一緒(いっしょ)に暮(く)らすというものでした。正気のさたじゃねぇと思いつつも、素直(すなお)に従(したが)った男を待っていたのは、てんやわんやの地獄(じごく)の喧騒(けんそう)でした。
 さて、男の悩(なや)みは解決(かいけつ)されたでしょうか。
 皆(みな)さんにも、心の持ちようで物事が違(ちが)って見えたことはありませんか。感じる力を磨(みが)いていけば、身近な日常(にちじょう)に隠(かく)れている幸せとたくさん出会えるかもしれませんね。
(企画・情報課 寺崎さやか)


 【ほかにもこんな本をおすすめ!】
▽きつきつぎゅうぎゅう
 ジューリア・ドナルドソン/文 アク セル・シェフラー/絵 (ほるぷ出版)
▽カラフル 森 絵都/作(理論社)
▽小さいおばけ
 オトフリート・プロイスラー/作
 フランツ・ヨーゼフ・トリップ/絵  はたさわ ゆうこ/訳(徳間書店)

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