本屋さんのルビねこ

温かい気持ちで見守る成長

 ある日、本屋さんの本の上に積もったほこりが小さなかたまりになり、「みゃう」と声を上げ、ねこが生まれました。店主のモシモさんは、ねずみに間違(まちが)えられるほどの小さな子ねこによみがなサイズの小さな活字の呼(よ)び名(な)から「ルビ」と名付けました。
 モシモさんと本が大好きなルビは、モシモさんのお役に立ちたいと思い、看板(かんばん)ねこを目指します。トラのような食欲(しょくよく)で朝食のミルクやトースト、ゆで卵(たまご)を平らげたり、友達になった魚屋のねこのチップスと冒険(ぼうけん)に出かけたりして、体も心もどんどん成長していきます。
 想像(そうぞう)力が豊(ゆた)かでピュアなルビ、モシモさん、チップス、そして本屋のお客さんとの会話が優(やさ)しい言葉でつづられていて、なんともいえない温かい気持ちになれる一冊(さつ)です。皆(みな)さんもルビの成長を一緒(いっしょ)に見守りませんか? きっとルビから元気をもらえますよ。
(司書ネットワーク課 吉田愛)


 【ほかにもこんな本をおすすめ!】
▽夏休みに、ぼくが図書館で見つけたもの
 濱野 京子/作 森川 泉/絵
 (あかね書房)
▽窓をあけて、私の詩をきいて
 名木田 恵子/著(出版ワークス)
▽図書室の奥は秘密の相談室
 櫻井 とりお/著(PHP研究所)

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