羽根祐一朗さんが撮影したコウノトリとみられる鳥=鳥栖市山浦町原古賀

 鳥栖市山浦町原古賀のため池に15日夕、国特別天然記念物のコウノトリとみられる鳥が飛来した。撮影した高校2年の羽根祐一朗さんと家族によると、この場所で見掛けるのは初めてという。

 羽根さんの祖父母が散歩中に見つけ、「珍しい鳥がいる。見てごらん」と誘われた。暗がりでも撮れる夜間モードで撮影したところ、黒い尾羽根が特徴的な4羽の撮影に成功した。翌16日朝も3羽が確認できたが、昼にはいなくなっていた。1羽の足には赤い輪が付いていたという。

 コウノトリの保護・繁殖に取り組む兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)によると、コウノトリは国内の野外で約260羽が生息。今は2、3月からの繁殖期を前にえさ場を求めて転々としており、足輪を見ればどの個体か分かるという。住みやすい場所を見つけると巣を作って夏まで繁殖に入るといい、「見つけたら150メートルほど離れて、見守ってほしい」と呼び掛けている。(樋渡光憲)